カギが開けられない自転車を頭が悪い方法で修理に出す。
おはようございます。たよちです。
実は先々週の確か土曜日だと思ったのですが、地元の駅前の交番から連絡が入りまして、私の弟が以前盗まれた自転車が戻ってきたとの連絡があったんですよ。『へー戻って来るなんて事があるんだ?』とちょっとビックリしましたが。
しかしながら、自転車が盗まれたのは確かけっこう前の話になりまして、弟はすでに代替の自転車を購入してしまった為、このままだと自宅に自転車を持って来られても余剰な状態に陥る事に・・・。
(実際に戻ってきた元弟の自転車)
と思ったんですけれども、実は私自転車が無かったんですよ。しかし、普段は車を使ってるし、徒歩で行ける所は徒歩で行くというスタンスでしたので、自転車が不要な生活をしてたのです。
でも、自転車があれば普段車で行く様な所にもガソリン代を掛けずに出掛けられるよね?と思いまして、これは頂いてしまえ!と言う事で弟に『自転車をくれないか?』と交渉したら、当然?ながらあっさりと承諾を得ました。
スペアキーが無かった。
さてさて、まずは自転車というモノにもしっかりとスペアーキーというのがあると思いますので、自宅内を家族にも協力してもらって探してもらいました。・・・が、スペアーキーが何処を探しても無いんですよ・・・。
それで車に無理矢理載せて(セダンタイプなので、自転車を載せるにはちと窮屈)幹線道路沿いにあるロードサイド型の自転車屋さんに持って行こうかと思ったのですが、それじゃネタにならないな、と。
で、カギを裏技チックな方法で開けようとした所をレポートしようかな?とも思ったのですが、ネットで情報はたくさんあるんでしょうけど、犯罪行為に繋がってしまう事をしてしまうのであえて却下。
また、カギのロックが掛かっている場所を切断しようかと思ったのですが、どういう切断工具を使えば分からないし、しかも自転車のカギを壊す為だけにそれらしい工具を買うのもなんか勿体無いよなぁ?と思い、これも却下。
じゃあ、結局どうしたか?って言うと『力技+徒歩で近くの自転車屋まで持って行く』これにした訳です。なんとまあ非効率過ぎる手法でしょう・・・。
持ち上げて転がす。
それで実際に決行したのが、よく晴れた先週の土曜日でした。とりあえず自宅の用事も午前中に済ませて、午後一位から気合を入れて行って来ました。
さて、ご想像するまでも無いのでしょうけど、自転車のカギはロックされたままですので『ロックが掛かってる車輪の方を持ち上げて、ロックが掛かってない車輪を転がしながら歩かないと』いけません。
ちなみに、今回作業を実施する自転車は後輪にロックが掛かっていましたので、『後輪部を持ち上げながら、前輪部を転がしながら歩く』という手法を取る事になりました。
という事は、『後輪部をいかに楽して持ち上げて歩くか』がこの作業を楽する為にとてもとても重要だって事]』ですよね。ちなみにシティサイクル(ママチャリの重さ)って。
1万円程度で買えるシティサイクルは18~19キロの重さがあります。
位あるそうです。これは腕だけの力を頼りにして運んだら、当日か翌日に筋肉痛になるのはほぼほぼ間違い無さそうですね(笑)
重量を体全体に分散。
で、そんなちょっとした試行錯誤の中(ほんの10分程度なんですが)、私なりにたどり着いた結論が以下の通りになります。
(1)荷台をまずは持ち上げる
まずはママチャリに後ろに付いている『荷台』の先端部分をグイっと持ち上げます。荷台が無い場合はサドルを持ち上げると良いと思います。
(グイっとね)
(2)わき腹~腰の辺りに密着させる。
そうしたら、そのまま自転車を体の『わき腹~腰』の辺りに密着させます。思いっきり密着させるつもりで密着させた方が効果的です。
(腕の力を分散させる事をイメージ)
結果的に、これでどうにか自転車屋さんまで時間を掛けて辿り付きまして、修理もしてもらえたのですが、そこまでの間も色々話があったり、思う事がありました。
ママチャリは重いよ。
さて、『体に出来るだけ密着させつつ、荷台を持ち上げて転がす』という、浅はかな?アイディアを発明して、それで何とか自転車を前に押し進めていた私。
しかしながら、シティサイクル(ママチャリ)ってやっぱり重いんですよ(笑)前述の通り、シティサイクルには18~19kgの重さがあります。それだけの重さの自転車をずっとずっと長く持ち続ける事はかなりシビアな事かと思います。
実際5~10分歩いては休憩の繰り返しで、まだまだ日中でもそこまでポカポカな陽気では無いというのにも関わらず、暑くって暑くってダウンジャケットを脱いだ位ですからね(笑)
また精神的にも来るものがあって、私が歩き続けた地域は田舎ながらも駅から近い地域でしたので普通に歩いている方いらっしゃいます。そんな皆様が私の事を見て見ぬふりする姿が大変心にグサグサ刺さりました(泣)いやあ目立つって嫌ですねぇ・・・。
やってるんですか?
それで昔は地元でよくお世話になっていた自転車屋さんの前の着いたのですが、どうもお店がやって無さそうな雰囲気。私が小学生位の時にはすでに『おじいちゃん』位な方だったので、もう廃業したのかもしれませんね。
なので、他のお店も当たる事にしまして、そこからまたもう1件『○○サイクル』と書かれたお店がありましたので、そこに行って見たのですが、とりあえずパッと見が『本当に営業してるんですか?』という状態でした^^;
という事で、距離が一番遠いのですが(自宅から徒歩40~50分位)の幹線道路沿いにあるロードサイド型の大手自転車ショップに行く事に。ここならば間違いなく営業しているでしょう。
しかし、そのお店に行こう!と決めた時点で、自宅からすでに20分超は歩いていて、腕はけっこうしんどくなってきたし、自転車の重さをなるべく体全体に負荷をかけようと腰やお腹の辺りに密着させてきたので、その辺も痛くなってきました^^;
パンクさせちゃった。
それでその頃からテンションが急激に落ちてきまして、ついには後輪タイヤを引きずって歩く様になってしまったんですよ。いやあこれ本当に我ながらアホな行為だなと思っている訳なんですが。
そうしたら、引きずりを開始してからものの5分位で後輪タイヤから『プシュゥゥゥゥッ!!』っと勢いは良いんだけど、何とも情けない音が漏れ出します。はい、パンクしました。パンクしたというより、摩擦で穴を空けました(悲)
丁度その時住宅街の路地を歩いていたのですが、すぐに近くにご夫婦らしき方がいらっしゃったので、『うわーーはずかしーー』と思いながら、後ろを振り返らずに、また荷台をよいしょしながら歩いたのは言うまでもありません。
そして途中で自動販売機に立ち寄って水分補給をしたのですが、いやあ本当にこの時の水分補給は格別でしたね。力仕事をキリの良い所まで仕上げた後の休憩時間的な感じです。うん、一生懸命頑張った、私。
ようやっと到着。
そしてようやっと大手自転車ショップに辿り着きまして、そこで修理をする事が出来ました。ちなみに自転車のベルも壊れていましたので、自転車のベルの交換依頼もする事にしました。
で、掛かった総額なんですけれども、大体6,000円って所ですかね。そのうち、タイヤ交換が4,000円でした(泣)ただ、新品で自転車を買ったとしても恐らく2万円位は予算いるでしょうから、そう考えれば全然安上がりですね。
今回のまとめ。
今回、本当に頭の悪い方法で自転車を直しに行った訳なんですが。その中で色々な事を感じさせられましたね。
まず、私の地元の特性なのかもしれませんが(後はルート上で自転車屋さんが少なかったかも)、急に自転車のトラブルが発生した時に頼れる、地域の自転車屋さんが本当に少ない事。これはしみじみ思いました。
また、ロードサイド型の大手自転車ショップに行ったら行ったで、土曜日だったのもあるでしょうが、お客様でごった返していた事。修理も受付から完了まで2時間掛かりましたね。つまり、ここのお店にお客様が集中してたって事なんです。
だから、値段面とかでどうしても大手自転車ショップとかホームセンターに比べると厳しいのはわかるのですが、ここぞという時のメンテナンスを視野に入れた上でも、地域の自営の自転車屋さんを強く応援したいな~なんて思いました。
本日もここまで長い記事になってしまいましたが、読んで頂き本当にありがとうございました!
※2017年4月23日 追記
この自転車を修理した後なんですが、実際自転車を乗った回数があまり無いんですよね。
ちなみに、ついさっき頭の中でカウントしたら、5回未満です(笑)
最近は自宅に閉じこもりがちで、外に出る時は、日課の『散歩』をする時とか、自宅(実家)の買い物をする時や通勤に車を使う時位なんですよね。
でもまあ、格安で自転車をゲット出来たので、良かったとします(笑)