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ニートの原因は、心にハンディキャップを持たせられたからだ。

暗い部屋。

おはようございます。たよちでございます。

 

今回のお題なんですけれども、日本社会の深刻な問題の一つである『ニート』について色々と書き綴って行きたいと思います。

 

とても長い文章になってしまいましたので、お暇がある方、こういった事情に興味がある方に読んで頂ければと存じます。

それでは早速ですが行ってみましょう!

 

 

ニートの彼等に勤労能力はあるのか?

 

いきなり当ブログを今ご覧の皆様にお尋ねしたいのですが、皆様は『ニート』と呼ばれる方々の事をどう思いますか?

 

恐らく、世間一般の大多数の方って良いイメージを持たないと思うんですよね。恐らく『社会不適合者』みたいな烙印を押されるのかなと。

 

で、上記の通り、世間一般の大多数の方の『見解』によるのもそうなのですが、何より日本国が定めている日本国憲法第27条第1項に憲法違反しているという見方も出来ます。

 

恐らく小学校高学年とか中学生レベルなんでしょうけど、念の為引用しておきます。

 

『すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う。』

©Wikipedia 日本国憲法第27条 1項

 

という事で、どう考えても『ニートは社会不適合者じゃん!』という結末を迎えてしまいそうなんですが、ここで、ウィキペディア大先生に記載してあった解説も引用したいと思います。

 

ここに私がとても注目しているポイントがあるんです。

 

また、『勤労能力がある』にもかかわらず、勤労の意思なきものには社会保障は与えられない。

©Wikipedia 日本国憲法第27条  1項の解説より抜粋

 

大切なので赤字にしましたけど、上記の『勤労能力がある』という前提条件が個人的にとても注目しているポイントなんですね。

 

で、この『勤労能力がある』という前提条件を、ニートである彼等は持っていないんじゃないかなと思ってしまう訳です。

 

『いやいや、普通に働くにあたって、何も身体的なハンディキャップなんて背負ってないじゃん!』って思ってしまうだろうと思います。

 

確かに、彼等には身体的なハンディキャップを背負っている人間は、ごく少数だと思います。

 

しかしながら『心にハンディキャップを背負っている』としたらどうでしょう?私は最近そう見る事によって、ごくごく少数派な意見だと思いますが、彼等に同情してしまうのです。

 

じゃあ、私は何故彼等に同情してしまうのでしょうか?まずはその私なりの考えてをしっかりと述べていこうと思います。

 

逃げてるんじゃない、戦っているんだ。

 

『ニートって現実から逃げ続けている。』

 

そういった考え方をお持ちの方は多数いらっしゃるかと思います。というか、ほとんどの方はそうお思いな気がしますが。

 

でも、私はこの考えにかなりの少数派なんでしょうけど『懐疑的』なんですよね。

 

私なりの解釈なんですけれども・・・・

 

『過去、とても辛い現実となってしまった事が、今でも潜在意識に強く刻まれていて(いわゆるトラウマというモノ)、そのとても辛い過去を歩みたくない』という自己防衛機能が働いているのだと考えています。 

トラウマ

また、過去のそのとても辛い現実となってしまった事とは違っていても、それと共通する部分が当てはまれば当てはまる程、こちらもしっかりと自己防衛機能が働いてしまっているのだと思います。

 

つまりは、世間一般の大多数の方は『ニートって現実から逃げ続けている』という考えが常に先行してしまっているかと思うのですが、当の本人は過去のトラウマと必死に戦い続けているのだと思っています。

 

つまりは『結果的には現実から逃げてますけど、逃げたくて逃げてる訳じゃない』と思うのです。

 

心の理解者を凄く欲しがってると思う。

 

そして、ニートと呼ばれる彼等は『どうせ俺の事をバカにしてんだろ?クズだって思ってるんだろ?』とかって強い潜在意識を抱え込んでいると思うのですが、本当は内心は自分自身と必死に戦っている事を理解してくれる人間が欲しいのでは無いか?』そう勘ぐってしまいます。

 

恐らく、世間という存在がニートに対して、もっともっと寛容になって、親身になって相談に乗ってくれる方が増えれば、ニートの彼等が世間に堂々と羽ばたける様になるきっかけになってくれると思うんです。

 

考えても見て下さい?このブログを今ご覧になっている方は、しっかりと働いていらっしゃる方が多いと思うのですが、そんな方でも『社会的少数派(マイノリティ)な境遇に立たされて、陰湿なイジメとか差別を受けた』ら、そんなの誰だって強いトラウマになりますよね?

 

そして現状、世間一般の大多数の方はニートの彼等を敵対視しているのですが、その中の相当な割合の方々が『ニートの心の葛藤に全く気付いてもなくって、自分だって苦労して働いてんだから働けよという(結果として)自己本位な意見を叩きつけてる』のだと思っています。

 

 そもそも日本社会が働きにくい。

 

これは私自身がとっても感じている事なんですが、今の日本社会は本当に働きにくいと思っています。

 

日本人は世界的に見ても『真面目に働きすぎでもありますし、過剰サービスをし過ぎ』だからです。

 

でも、過剰サービスをしないと生き残っていけない現実があります。

 

よくテレビ番組で、日本にいらっしゃった外国人の方が、日本の居酒屋さんの丁寧な対応だとか、過密な運行スケジュールなのに日常的な大幅なダイヤのズレが無くて当たり前な所にとても驚かれたりしますが、これって日本人として100%誇れる事でしょうか?

 

私は『ちょっと行き過ぎてるのでは?』と思ってしまいます。だからこそ、主に接客関係の職場では人材不足が深刻になってしまっているのです。

 

それで、その悪循環を作り出しているのは悲しい事に私達自身なんですよね。私達自身が、日常生活の当たり前を引き上げてるんです。

 

そういった現実に対して、ニートと呼ばれる彼等は『ある意味素直』だと思っています。以前、Twitterで恐らくニートだと思われる方が発したツイートかと思うのですが、『日本人は頑張り過ぎだよ』と発していました。私はこのツイートに深く同情したいです。

 

周囲の環境が心にハンディキャップを持たせた。

 

さてタイトルの通り、ニートである彼等は『心にハンディキャップを持たせられた』訳なんですが、そのハンディキャップを持たせられた原因は物凄くシンプルに言うと『周囲の環境』がそうさせてしまったのだと思います。

 

完璧な親なんていない。

 

ここで世間一般ではよく『親のせいだ』という事で、親の育て方を追求されがちではあります。確かに『親のせい』である事も間違いでは無いと思うのですが、私は『そもそも完璧な親なんていない』と思っています。

100点満点。

私は最近思うのですが、親はとても頑張っているというのは紛れも無い事実なのですが、親だって完璧では無いし、『むしろ完璧でない事の方が多いはず』だと思うのです。

 

私は今、親が私を出産した当時位の年齢になっていますが、全く持って完璧とは程遠い私自身がいます。

 

また、親の育て方が客観的にしっかりしていたとしても、例えば子供が属した集団生活先でイジメやら差別にあったりして、そのままニートになってしまったらどうでしょう?これは親の責任だとは到底思えないですよね。

 

つまり、私なりの考えとしては『ニートとなった彼等が過ごした環境によって、心にハンディキャップを持たせられた』からだと思っています。

 

 個性を重んじた、教育環境を。

 

日本の学校教育の中で、今も昔も深刻な問題となっているのが『いじめ』ですよね。

 

これはあくまでも私個人の考えなんですけれども、いじめの原因というのは『目立っている』事にあると思うのです。私も昔嫌がらせを受けた時期はありますが、確かにその時期はとても太っていたんですよね。

 

で、いじめられた経験というのは本当に後々の人生まで引っ張ると思います。いじめられた経験がきっかけとなって、不登校⇒ニートになるってパターンも多いと思います。

 

そうならない為には、出来る限り『個性』を重んじる社会になってくれればと願っています。

 

しかしながら、その『個性』の番人でもあろう『先生』という職業は、かなり過酷な状況の様です。

 

以前、中学校の時に大変お世話になった先生と偶然お会いする事が出来たのですが、第一印象がだいぶ『やつれている』と言った感じでした。その姿を見ただけで大変さは伝わってきました。

 

だから、当分の間は現状を維持するか、もしくは学校教育は衰退の一途を辿っていくのでは無いのか?と私は危惧しています。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

ここまでニートと呼ばれる彼等について色々と語ってきたのですが、やはりニートと呼ばれる彼等は成長する過程で心のどこかにハンディキャップを抱えてしまって、それをずっとずっと引きずってしまっている事が、大きな原因であるかと思います。

 

そして、まだまだ長い時間は掛かってしまうとは思うのですが、現状のニートを叩く文化が少しでも緩和されればなと思っています。

 

そして、ニートの大半の方はニートとして生きたく無いのに、なかなかニートから脱出出来ないという現実と必死に戦い続けている。

 

私は上記の様な考えをお持ちの方がまずは1人でも多くなって欲しい、そして大分時間は掛かるかと思うのですが、先でも述べた通り、社会全体がもっとニートに対して寛容な目で見てもらえればなと思っています。

 

本人達だって、ニートをやりたい訳じゃないのですから。

 

ここまで大分長くなってしまいましたが、最後までご覧頂いた方、日頃お時間が無い中ご覧頂きまして、本当にありがとうございました!

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